サンゲージング(Sun Gazing)
直訳すると、太陽凝視
太陽を裸眼で見つめる健康法は、マヤ、アステカ、エジプトなどの各地の古代文明でも実践されていたという言い伝えがあるようです。
「太陽を直接見て大丈夫なのかな?」
「目は潰れませんか?」
と心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、
日の出と、日の入りは紫外線が弱いので、目に影響を及ぼすことはありません。
【サンゲージングのやり方🌞】
①日の出から45分以内、もしくは日の入りから40分以内に太陽を見つめます。
こちらから全国の日の出、日の入り時間を確認できます。
日の出日の入り時間
②外に出て、裸足で土や芝生など、電気をアースできる地面に立ち、全身で太陽の光を浴びると効果倍増⤴⤴
(難しければ、ベランダや家の中からでもOK)
③最初は、10秒間見つめます。
瞬きしながらでも大丈夫なので、深呼吸をしながら太陽を見つめます。
④翌日は、10秒増やして、20秒間、深呼吸をしながら見つめます。
⑤毎日、10秒ずつ増やしていきます。最大45分。
毎日+10秒増やしていくと、約9ヶ月ほどで45分になります。
10日ほどで、瞬きしなくても見つめられるようになってきます。
朝日を5分~10分ほど見るだけで脳が活性化され、自律神経を整える効果があります。
ポイントは、太陽のエネルギーをいただけてありがたいなぁという気持ちで行うこと。そして、太陽を凝視しても問題ないと自然と思えること。
(100%そう思えないと、網膜に傷がついたり、失明してしまう恐れがあり危険なので、そう思えないうちはやらない方がよいかもしれません)
最初の30秒くらいは、光がまぶしくて目に刺さりますが、それでも凝視すると急に視界が変わり、太陽の周りをグルグルと光の輪が力強く回っている様子が見えるようになります。
ゆっくり深呼吸を意識することで、3分ほどで脳がクリアになり、
心がハッピーな気分になり、その1日を幸せにしてくれます。
脳には3大神経伝達物質(脳内3大ホルモン)と呼ばれる
🌟セロトニン
🌟ドーパミン
🌟ノルアドレナリン
があります。
セロトニンは、幸せホルモン。
交感神経が働き過ぎないようにコントロールしている司令塔的な存在で、抗ストレス、自律神経の調整、サーカディアンリズム(概日リズム・体内時計)の調整作用があります。
人には20数個の体内時計が存在しており、この体内時計が複雑に絡み合いサーカディアンリズム(一日のリズム)を刻み、自律神経を整え、ホルモンのコントロールを行っています。
体内時計は毎朝眠りから覚めて、光を脳に取り込むことで体内時計のズレを調整しています。そのため、時差ボケなども解消してくれます。
ドーパミンは、やる気ホルモン。
快感、意欲、運動能力のコントロール、学習能力の向上、記憶力の向上、集中力の向上、疲労感の減少、抗ストレス作用などがあります。
ノルアドレナリンは、
心拍数や血圧の上昇、イライラ、怒り、不安など感情に働き掛けます。
この幸せホルモンであるセロトニンを増やすには
- サンゲージング(太陽の光を浴びる)
- 深呼吸
- ウォーキング、ランニングなどリズミカルな運動
- ボディースキンシップ(好きな人やペットとハグ)
- グルーミング
- よく噛む
- 涙を流す(嬉し泣き、感動、悲しみ)
- 腸内環境を整える
などがあります。
セロトニン分泌が高まると脳が活性化し、ストレスや自律神経がコントロールされ、
その一日を幸せに過ごすことができます💗
また、セロトニンは夜になるとメラトニンに変化します。
(睡眠サプリでメラトニン入りのものがありますね!)
メラトニンは、セロトニンを材料に脳の松果体から分泌されるホルモンで
🌟睡眠の質の向上
🌟免疫細胞の活性化によるガン抑制効果
🌟卵子の老化抑制効果
🌟抗酸化
🌟概日リズム
🌟自律神経の調整
🌟免疫の向上
🌟妊娠力の向上
🌟抗がん作用
🌟乳がんの抑制
などの働きがあります。
メラトニンは卵子の周りに多く存在し、活性酸素による卵子の酸化、老化を防いでいます。
日本でも不妊治療にメラトニンが処方されることがあり、
山口大学 田村准教授の研究では人工授精時に1ヶ月メラトニンを服用すると受精率が20%から50%に上がったという研究報告があります。
KAKEN — 研究課題をさがす | メラトニンによる卵子の質向上メカニズムの解明 (KAKENHI-PROJECT-21K09517)
サンゲージングをすることで、
セロトニンが増える⇒メラトニンが増える⇒卵子の質が向上する
ということになります。
セロトニンはホルモンバランスを調整する役割もあり、
女性ホルモンにも良い影響を与えます。
中には朝の太陽を見るだけで生理バランスが整う方もいます。
つまり、朝は早く起き、夜は早く寝ることで、
🌟セロトニン⇒メラトニンの分泌
🌟体内時計が整う
🌟自律神経が整う
🌟幸福感が高まり、人にも自分にも優しくできる
🌟老化の抑制
🌟免疫が高まる
🌟がんを抑制する
🌟鬱をおさえる
といった効果が期待できるのです、
いつまでも若々しく、心身共に過ごすうえで早寝早起きを心掛け、朝日を浴び、運動を行なうことは科学的も良いといえるのです。
他にも、日光浴をすることによって、人間の本来もっている脳の力を使うことができるということが科学的にも立証されてきております。
日光浴により、脳の中にある「松果体」が活性化したり、
※松果体(しょうかたい、英語:pineal body)・・・脳にある小さな内分泌器。松果腺 (pineal gland) とも。脳内の中央、2つの大脳半球の間に位置し、2つの視床体が結合する溝にはさみ込まれています。「松果体」は脳の中心部、目の真裏に位置しています。
余談ですが、日光を見つめることにより、必要なエネルギーをとることが出来て、結果的には食べなくても大丈夫な人も…!
1937年インド生まれ。
1995年にヒマラヤからの帰り道から断食をスタートしました。
毎朝まばたきもせず一時間ほど朝日を見つめてそれを食事代わりに。
1995年から96年にかけ、211日間を水のみで過ごし、
その後2000年から翌年にかけてはインド医療協会(IMA)の21人の医師らによる24時間監視体制の下で411日間の不食を行いました。
そして2001年にはアメリカ航空宇宙局(NASA)の招聘で米国に赴き、
科学者たちの前で130日間の断食に成功しています。
今でも家庭でたまに水とコーヒーを飲むのみで断食をしているそう。
彼は、本来人間が食物から得るべきエネルギーは全て日光から得ているといいます。
また、日光から得られるエネルギーによって心身の疾病を遠ざけられ、幸福と活力を与えてくれます。
この方法によると、人は意識的に断食を行うのではなく、日光エネルギーによって空腹が遠ざけられるため、むしろ結果的に断食を行う形になるとのこと。
マネク氏の脳はいたって健康で、松果体が普通人より少し大きくなっているそう。
私が考察するに、日々のサンゲージングでセロトニンが分泌されることによって、松果体が刺激され、大きくなったのかなと。
巷では、松果体が覚醒すると、
・第三の眼が開く
・霊的覚醒や霊能力開花がもたらされる
・高次元の存在にアクセスできる
などと言われていますが、
サンゲージングをすると、夜ぐっすり眠ることができるようになるだけでなく、
不思議なパワーも身につくかもしれません✨
最近、私もサンゲージングをしているのですが、かなり調子が良い感じです。
よかったら、ぜひ試してみてくださいね💗